心当たりも無いのにいつの間にかついているフローリングの細かい傷。
家具を引きずったりもしていないのに、なぜ?と悩んでいませんか?
その傷、もしかしたら“日頃の掃除”が関係しているかも知れません。
フローリングの正しい掃除方法とは何なのか、解説します。
▼フローリングに掃除機はNG?
皆さんはフローリング掃除に「掃除機」を使っていませんか?
もちろん掃除機を使っては駄目!と頭ごなしに否定する訳ではありません。
しかし、掃除機のかけ方によってはフローリングの傷の原因になってしまいます。
そもそも、フローリングの日常的な手入れは軽くホコリを取るくらいで十分です。
カーペットなどと違いそれほど強力な吸引力は必要ありません。
あまり頻繁に掃除機を使っていると、掃除機のブラシについたゴミなどの摩擦によって返ってフローリングを傷つけてしまいますよ。
また、掃除機の車輪や本体、ノズルなどがぶつかってフローリングにへこみ傷を作ってしまう事もあります。
▼フローリングは拭き取り掃除が基本
ではフローリングの掃除はどうやったら良いのでしょうか?
フローリングは「拭き取り掃除」が基本です。
フローリングの汚れで気になるのはホコリとベタつきですよね。
ホコリは掃除機でも取れますが、ベタつきはいくら掃除機をかけても落とせません。
そこで、ホコリもベタつきも一気に掃除出来るのが拭き取り掃除。
モップや市販の床掃除用ワイパーを利用すれば簡単にキレイなフローリングを保つ事が出来ます。
■モップのかけ方
モップをかける時に、少し注意してほしい点がいくつかあるので簡単にまとめます。
・力を入れすぎない
・前後ではなく左右に動かす
・水を使う時はしっかりと水気を絞ってから
柔らかいモップを使用した場合でも、力いっぱいゴシゴシと擦ったら傷がついてしまいますし、無駄に疲れてしまいます。
モップは両手の間隔を30~40cm開けて持ちます。
片手をモップの柄の先端に置いて持つと良い力加減でモップを動かせますよ。
■ワックス不要のフローリングにはドライシートを
近年ではワックス不要のフローリングが増えています。
こう言った床の掃除にはドライシートタイプのワイパー系商品が適しています。
ウェットタイプだと余計な水分が床材に吸収され傷んでしまう事があるので注意しましょう。
ワイパー系の掃除道具はシートが使い捨てで衛生的なので、フローリングがある家では1本常備しておく事をおすすめします。